令和6年度 給食試食会
- koikeptapr2
- 2024年12月3日
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11月5日に、給食試食会が開催されました。
PTA文化厚生委員会が中心となり、毎年開催されている行事で、学校給食の様子や食育について知り、こどもたちと同じ給食を保護者が試食することができます。今年は35名の方が参加されました。
まず、副校長先生からのご挨拶と栄養士の鈴木先生から給食について、説明がありました。給食づくりでは、加工品は使わず、全て素材からの手作りで提供しており、「だし」は削り節や昆布、鶏ガラ、野菜くずから煮出して作る等、化学調味料や添加物をできるだけ避けた食品の使用を心がけているとのことでした。
給食は毎朝5時半から、10~12人で900食(児童825名+教職員分)を作っているそうです。ちなみに、残菜は1年間で約3600㎏(1人当たり4㎏/年)あるそうです。日によって差があるようで、栄養士の鈴木先生は給食の時間に全クラスを周り、こどもたちが食べている様子を見ていると話してくださいました。

献立は、旬の食材を多く取り入れ、季節感のある献立を心がけているそうです。
また、こどもたちの食経験が豊かになるように、行事食や世界の料理、郷土料理、えほん給食、ランチルーム給食等、様々な給食行事を提供していると話してくださいました。
衛生面では、定期検査の他、日常点検では毎日100項目以上のチェックを行なっているそうです。特に手指の洗浄消毒は徹底していて、作業が変わるごとに行い、午前中だけでも20回以上、洗浄消毒することもあるそうです。

給食の説明のあとは、いよいよ試食です。
今回のメニューは、煮込みうどん、いかぺったん、磯和え、牛乳です。
「いかぺったん」とは、たこ焼きが食べたい!という児童の声に応える為に約30年前に誕生した大田区学校給食の人気メニュー「たこぺったん」のいかバージョンです。
たこは火を入れると固くなりやすく、歯の生え変わり途中のこどもにとっては食べづらいことや価格の高騰もあり、今は「いか」へ変更して提供しているそうです。

試食会では、委員の方が配膳してくれました。磯和えの配分や先割れおたまで、煮込みうどんを装うことが少しやりにくそうで、こどもたちも先生方に助けてもらいながら、頑張っているのかな、と思いました。
煮込みうどんは、子どもが食べやすい長さになっていました。どのメニューも野菜が数種類入っていて、味付けは薄味ではなく、おだしが効いているせいか、しっかりしていました。磯和えには海苔、いかぺったんには、かつお節がかかっていて、旨味が増し、どれもとても美味しかったです。
午前中、勉強や運動を頑張った子どもたちも、きっと喜んで食べていたことでしょう。

毎日を彩ってくれる給食は、調理員の方々をはじめ、栄養士の鈴木先生、楽しく食べる環境をつくってくださる先生方の工夫や想いが、沢山つまっていることがわかり、今まで以上に感謝の気持ちが沸きました。そして、この給食は1食あたり300円前後で作られていることに、とても驚きました。(大田区小中学校給食費補助金はカップや食材のみに使用しております。光熱費、備品・消耗品費、人件費等の管理運営に要する経費は、別途公費で負担されています。) できれば好き嫌いなく、感謝の気持ちを忘れずにいただいて、大きくなって欲しいな、と思います。
最後に、試食会を開催したPTA文化厚生委員の方にもお話を伺いました。
「今年初めてPTAに携わった方が殆どで、わからないことも多かったですが、前年度の資料を参考に、協力して進めることができました。日程が予め決まっていたので、仕事の調整もしやすかったです。また、たくさんの方と関わることができて良かったです。」とのことでした。
今回、学校生活の一部を体験して、様々な気づきがあり、とても有意義な時間を過ごすことができました。開催してくださった文化厚生委員会の皆さん、ありがとうございました。
帰宅後、子どもと「いかぺったん」の話で盛り上がり、来年入学の弟も興味津々で聞き入っていました。日々の給食の献立は、写真付きで小池小学校のホームページに掲載しています。
夕食作りの参考や子どもとの話のタネにのぞいてみると良いかもしれません。
(小池小学校ホームページ→学校生活→今日の給食)